文華秀麗集
漢詩文の重視を背景に、810~20年代に『凌雲集』『文華秀麗集』『経国集』のいわゆる勅撰三集が相次いで成立した。『文華秀麗集』は藤原冬嗣ほか撰、一四八首所収。
著者 | |
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年代 | 弘仁9年(818) |
分類 |
漢詩文
平安時代初期は、「文章経国」(漢詩文によって国を治める)の思想を背景に漢詩文が盛んに作られ、小野岑守撰『凌雲集』、藤原冬嗣ほか撰『文華秀麗集』、良岑安世ほか撰『経国集』のいわゆる勅撰三集が、810~20年代にあいついで成立しました。ほかに個人の詩文集として、宗教的な詩に特色のある空海の『遍照発揮性霊集』、都良香の『都氏文集』、島田忠臣の『田氏家集』などが伝わっています。 各年代における漢詩文の変遷 |
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