神作(かんさく)研一(国文学研究資料館教授)
本共同研究は、2022~2024年度の3年にわたって、以下のメンバーにより進められた。
◆ 研究組織
神作研一(研究代表者)・入口敦志(国文研)・岡部祐佳(岩手大学)・木越俊介(国文研)・M. ゴーシャ(テネシー大学)・P. トンマージ(ハワイ大学マノア校/以下「UH」)・T. Y. バゼル(同)・R. ヒューイ(同)・A. ヘーグ(同)・南清恵(ホノルル美術館)・村上義明(熊本学園大学)・山本嘉孝(国文研)・吉田宰(つかさ)(尾道市立大学)。
◆ レイン目録編纂と国際共同研究会
その主たる目的は、ホノルル美術館所蔵リチャードレインコレクションの目録編纂(PDF公開)に向けた文献調査と、ハワイ大学の先生方(教員・司書)および大学院生たちとの国際共同研究会の開催であった(前者は、それまでの九州大学ホノルル美術館所蔵和本調査団(松原孝俊団長)と国文研山下則子(現名誉教授)科研チームによる文献調査を継承)。
国文研はこれまで、ダブリン・ライデン・ボストン・ソウルなどさまざまなところで、丹念な文献調査に基づいた在外古典籍目録を編刊し、学界にも多大なる貢献を果たしてきたが、本共同研究の眼目は、そのような現地での文献調査による目録編纂に加えて、新たに現地の先生方と協働して、次世代を担う若手研究者と大学院生たちに向けた国際共同研究会を開催することにあった(双方向の国際交流)。これは、かの地の先生方の惜しみない御協力があって初めてなし得たことであり、研究分担者のヒューイ先生(現名誉教授)、トンマージ先生(現ヴァッサー大学)、バゼル山本登紀子日本研究主任司書(現名誉司書)、南清恵ホノルル美術館リサーチアソシエイト(現アシスタントキュレター)をはじめとするホノルルの皆さまの格別の御厚情と御支援に改めて深く感謝するものである。
さて、対面での国際共同研究会は、ハワイ大学マノア校と国文研にて、都合4回開催された。
◯ 2022年8月27日(土)UH ハミルトンライブラリー401
(基調講演)ヒューイ
(研究発表)神作・トンマージ・バゼル山本登紀子
◯ 2023年7月7日(金)国文研2F 大会議室
(基調講演)ヒューイ
(研究発表)神作・木越・南・バゼル山本登紀子
☆ 和歌国際ワークショップ *人文機構若手海外派遣P
2023年8月28日(月)UHハミルトンライブラリー306
(研究発表)トンマージ・川上一・Zi YE
◯ 2023年8月30日(水)UHハミルトンライブラリー306
(研究発表)神作・木越・南・中村充孝
☆ 渡部泰明館長国際講演会 *招待講演
2023年8月31日(木)UHハミルトンライブラリー301
◯ 2024年7月5日(金)国文研2F 大会議室
(研究発表)神作・ゴーシャ・トンマージ・ヘーグ
◆ まとめ
コロナ禍直後だったために種々の困難を伴ったが、つつがなく本共同研究を全うできたことに感謝している。
なお神作は、『俳句四季』(東京四季出版)誌上にて、レインコレクション中の絵入り本を取り上げた連載を継続中である(単行本『てのひらの江戸―古典籍を旅する―』〈東京四季出版、2025〉参照)。
