催し物

企画展示「渋沢敬三からのメッセージ」終了

展示名:企画展示「渋沢敬三からのメッセージ 渋沢栄一「青淵翁記念室」の復元×渋沢敬三の夢みた世界」
会 期:平成25年9月13日(金)〜10月14日(月・祝)
休室日:日曜日・月曜日 ※10月13日(日)及び14日(月・祝)は開室
開催時間:午前10時〜午後4時30分 ※入場は午後4時まで
場 所:国文学研究資料館1階 展示室
入場無料
主 催:国文学研究資料館
共 催:渋沢敬三記念事業実行委員会、公益財団法人渋沢栄一記念財団、立川市教育委員会、狛江市教育委員会、
           国土交通省国営昭和記念公園事務所
後 援:立川観光協会

渋沢敬三アーカイブ−生涯、著作、資料−(渋沢敬三記念事業公式サイト) 渋沢敬三アーカイブ−生涯、著作、資料−(渋沢敬三記念事業公式サイト)


展示のみどころ
渋沢敬三が構想した日本実業史博物館(略称:実博)における「渋沢青淵翁記念室」資料のデータベース構築による成果を基に、渋沢史料館との連携研究を実施し、渋沢栄一の「青淵翁記念室」を復元した展示を試みます。
さらに、渋沢敬三が夢みた”昭和の正倉院”に収められたであろう静岡県漁村の「内浦史料」、祭魚洞文庫「旧台湾」史料、絵画、地図、写真、番付、文書・書籍、器物など、当館所蔵品を一堂に展示します。
また、敬三が抱いていた”回遊展示”構想を表現した企画もあわせてご覧下さい。

展示内容
【渋沢敬三からのメッセージ】
当館には、実業家として著名な渋沢栄一の嫡孫で、日本の民俗学・民族学を発展させた人物としても有名な渋沢敬三によるコレクション「日本実業史博物館準備室旧蔵資料」が所蔵されています。
日本実業史博物館は、1931(昭和6)年11月、栄一没後まもなく、渋沢財閥の後継者となった敬三が中心となって、その設立が図られました。しかし、この博物館構想は、戦争による社会の激変により実現されることなく、まさに「幻の博物館」となりました。
この展示から、収集したコレクションにこめられたメッセージをお聞きください。

【渋沢栄一「青淵翁記念室」の復元】
栄一の死去後、現在の北区飛鳥山公園内にある敷地と建物が渋沢記念財団竜門社に寄贈され、「渋沢青淵翁記念実業博物館」(青淵は栄一の雅号)の建設を決議します。
そこで敬三は、「折角お爺さんの為に財界の人達が御考え下さっていることは大変有難いことであるが、それならばそれを敷衍した経済史的な博物館を、渋沢家も御手伝してつくりたい」として、「渋沢青淵翁記念室」「近世経済史展観室」「肖像室」からなる「青淵翁記念日本実業博物館」(近世経済史博物館、のち実博)構想を提唱し、栄一の遺品を中心とした「渋沢青淵翁記念室」のための資料収集にあたりました。
この展示では、「一見つまらぬ様な事でも、ありのまゝに出来得る限り集めて置かねばならぬ」として遺されたコレクションを通じて、敬三が描こうとした栄一の実像に少しでも迫っていただければと願っています。

【渋沢敬三の夢みた世界】
敬三は、「資料を学会に紹介・提供すること、そのための努力をする研究者の仕事を援助する・実現する」ことを標榜し、「理論づける前にすべてのものの実態を掴むことが大切」として、日本実業史博物館(当館資料)、「アチック・ミューゼアム」(国立民族学博物館資料)のコレクションにあたり、保谷(現:西東京市)に民族学協会附属博物館を開設しました。静岡県内浦では大川家文書(当館資料)を発見・整理し、のち『豆州内浦漁民史料』を刊行し、文部省史料館や水産資料館の設置を推進するなど、アーカイブズの保存にも尽力しています。
さらに、敬三は、スウェーデン「スカンセン博物館」のような野外博物館を夢みていました。その抱いていた夢を”回遊展示”構想として具体的に表現するため、国営昭和記念公園内のこもれびの里に移築された旧石井家住宅の展示や、立川市役所内の展示ブースと連携した、現代版”回遊展示”も企画しました。多数の皆さまのご来場をお待ちしております。

主な展示資料:

渋沢栄一日記(全30冊、明治元年〜昭和6年)
懐刀(パネル)など、「渕翁御所用品目録」収録品

ギャラリートーク

日時:9月25日(水)、10月2日(水)、10月9日(水)、
    10月12日(土)、10月13日(日)、10月14日(月)
    各午後1時〜午後2時 ※終了時間は予定です。
場所:国文学研究資料館 展示室

リーフレット

こちらからダウンロードして頂けます。
PDF リーフレット(PDF形式:2.03MB)

関連行事:

講演会「渋沢敬三からのメッセージ」展を語る

■立川市指定文化財旧石井家の古文書・民具にみる民のくらし
■江戸城への鯛上納と武蔵野の人々

日時:平成25年8月30日(金) 午後7時〜午後9時
場所:立川市女性総合センターアイム
定員:180名(申込順)
申込方法:7月25日から電話で立川市教育委員会
       生涯学習推進センター(042-528-6872)へ


シンポジウム 渋沢敬三が夢みた世界−没後50年企画−

日時:平成25年10月11日(金) 午後1時〜午後5時
場所:国文学研究資料館2階 大会議室


回遊展示

【立川市指定文化財 旧石井家住宅】

日時:平成25年8月下旬オープン 午前10時〜午後4時 ※月曜日(休日の場合直後の平日)休館
場所:国営昭和記念公園内こもれびの里
入園料:大人400円 小人80円


【「立川の古民家」〜小林家住宅と石井家住宅〜】

日時:平成25年9月13日(金)〜9月30日(月) 午前8時30分〜午後10時 ※最終日は午後4時30分まで ※全日開室
※午前8時から入場可能ですが、正式開室は午前8時30分からです。
場所:立川市役所1階 多目的プラザ(東京都立川市泉町1156-9)
入場無料


国立大学フェスタ2013:

本催しは、「国立大学フェスタ2013」の事業の一環として実施されます。
※詳細は、国立大学協会ホームページをご覧ください。
国立大学協会HP→国立大学フェスタ2013

問い合わせ先:
TEL.050-5533-2910 FAX.042-526-8604
E-mail:

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