資源集積論Ⅰ

教育研究指導分野 文学資源研究
授業科目 資源集積論Ⅰ
担当教員 太田 尚宏
単位数 2
授業の概要 江戸時代における庶民生活や社会状況などを知る有力な情報資源の一つに日記資料がある。本講義では、未刊行の日記資料を講読しながら、そこに集積された多様な情報を整理・活用するために必要な調査・分析の方法を学ぶ。講義は、テキストに関する基本的事項の解説ならびに日記の解読・情報整理・分析に関わる演習からなる。
 テキストには、美濃国恵那郡加子母村(現在の岐阜県中津川市加子母)に居住し、明和・安永年間(1764~81)に「三浦・三ヶ村御山守」を務めた内木彦七武久の日記を用いる予定である。(講義及び演習)
到達目標 資料の中から必要な情報を抽出し、整理・分析できる。
成績評価基準 A,B,C,Dの4段階評価
成績評価方法 授業時に発表する資料解読・内容分析レポートを中心に評価する。
授業計画 開講日:2021年4月~7月
1. 日記資料の種類と内容
2. 尾張藩の木曽山・裏木曽山支配
3. 尾張藩の享保林政改革と「三浦三ヶ村御山守」内木家
4. 内木家文書の構造と特色
5. 登場人物と村組・屋号
6. 藩役所との情報伝達 ―御用状と書簡―
7. 御山守の職務と作成文書① ―御山見廻り―
8. 御山守の職務と作成文書② ―盗伐の摘発と吟味―
9. 御山守の職務と作成文書③ ―家作願書と家作連判一札―
10. 内容講読1:御山守と庄屋・組頭・小前百姓
11. 内容講読2:日々の暮らしと「一家中」の役割
12. 内容講読3:村の農事と食生活
13. 内容講読4:家々の経営
14. 内容講読5:病気の治療と服薬
15. まとめ
実施場所 日本文学研究専攻 講義室
使用言語 日本語
教科書・参考図書 教科書:特になし
参考図書:太田尚宏「尾張藩『御山守』の職域形成と記録類」(『国文学研究資料館紀要 アーカイブズ研究篇』14、2018年)。このほかは授業時に適宜紹介する。
関連URL https://kokubunken.repo.nii.ac.jp/よりインデックスツリー『国文学資料館紀要 アーカイブズ研究篇』参照
関連URLの説明 基盤機関である国文学研究資料館の「学術情報リポジトリ」内にある『国文学資料館紀要 アーカイブズ研究篇』のURLである。
備考 受講には、ある程度のくずし字解読能力が必要となる。
キーワード アーカイブズ 日記 日本近世史