作品享受論Ⅰ

教育研究指導分野 文学形成研究
授業科目 作品享受論Ⅰ
担当教員 神作 研一
単位数 2
授業の概要・ねらい  江戸時代における古典学はどのように展開し、どんな達成を遂げたのか。そしてそれは、近世文学の思潮や文学史とどのように関わり合ったのか。時代に即して江戸を考える時、彼ら江戸の人びとの〈知〉の基盤整備の実態をつぶさにおさえることは、極めて肝要な問題だ。
 本講義では、『明題鍾藤抄』(享保3年刊)、『百人一首聞書』(国立国会図書館蔵・写1冊)などの精読を通して、公家の流れを汲む〈学〉の系譜の種々相を明らかにしたい。注釈書の翻字読解だけでなく、注釈内容を正確に理解し、注釈に込められた〈時代精神〉を感得することを心がけたい。
授業計画  第1回  ガイダンス
 第2回  江戸の古典学/雅俗/思潮論
 第3回  刊本と写本と/本の身分/歌書の諸問題
 第4回  研究方法/主要研究文献/資料作成法
 第5回~ 作品精読 
 第15回 まとめ
成績評価方法 発表内容(40%)と学期末のレポート(40%)、それにふだんの授業への取り組み(20%)に基づいて評価する。
参考図書・参考資料 授業中に指示する。