作品形成論Ⅱ

教育研究指導分野 文学形成研究
授業科目 作品形成論Ⅱ
担当教員 恋田 知子
単位数 2
授業の概要・ねらい 14世紀から17世紀にかけて盛んに制作された短編の物語群であるお伽草子(室町物語)を読み解く。具体的には、本地物など日本人の信仰をめぐる物語や女性と宗教をめぐる物語を取り上げる。
物語の形成と構造、本文と挿絵の関係性、文化・信仰的背景などを重視しながら、本文を丁寧に読み解き、その特徴や意義について考察する。加えて、芸能や寺院資料とのかかわり、出版文化の影響なども視野に入れ、ジャンルやメディアを越えた幅広い把握を提示したい。
授業計画 第1回 ガイダンス
本授業の方針、方法を説明した上で、受講生の人数や関心にあわせて作品を決定する。
第2回~第4回 概説
室町の文芸やお伽草子の特徴を概観し、研究史や研究の現状について紹介する。あわせて、研究の方法や発表資料の作成について指示する。
第5回以降
作品を精読し、読解を進めてゆくなかで、各自課題点を見いだしh、受講者による討議や調査、研究報告をおこなう。
成績評価方法 平常点(出席状況、授業時の発言など)、研究報告の内容、レポートを踏まえ、総合的に判断する。
参考図書・参考資料 神田龍身・西沢正史編『中世王朝物語・御伽草子事典』勉誠出版、2002年
徳田和夫編『お伽草子事典』東京堂出版、2002年
徳田和夫編『お伽草子 百花繚乱』笠間書院、2008年
その他、授業時に適宜紹介する。