作品形成論Ⅰ

教育研究指導分野 文学形成研究
科目名 作品形成論Ⅰ
担当教員 ダヴァン・ディディエ(Davin Didier)
単位数 2
授業の概要 本授業では近世初期から数多く刊行された禅僧による仮名法語を中心に臨済宗と日本社会の関わりを検討する。「仮名法語」の定義は今ひとつ定まっていなくて、フィクションを取り入れた文学作品(仮名草子など)や諸宗派の教義を紹介する文献を意味する場合もあるが、ここでは特定の禅僧の教えを日本語で書かれたテキストのみを対象にする。
近世では仏教の教義が複数の媒体を通して社会に発信されて、禅僧の仮名法語はその「横」の文脈に位置づけることは大事である。一方、禅宗特有の「縦」の歴史を見る必要がある。 「仮名法語」は一種の入門書であるため、本授業では仏教用語の基本的な調べ方を身につけながら禅宗を中心に仏教の教義と日本文化との関わりを考える。
到達目標 簡単な仏典(仮名書き)を自力で解読。仏教と禅宗の基本教義を習得。中近世の仏教と日本社会の基本的な関係を歴史的や思想的に理解する。
成績評価基準 P(合格),F(不合格)の2段階評価
成績評価方法 講義や演習への取組状況から総合的に判断する。
授業計画
1. ガイダンス
2. 仮名法語総論 1
3. 仮名法語総論 2
4. 仮名法語を読む 聖一派
5. 仮名法語を読む 夢窓派
6. 仮名法語を読む 大燈派 1
7. 仮名法語を読む 大燈派 2
8. 仏教の教義と近世初期の日本社会 1
9. 仏教の教義と近世初期の日本社会 2
10. 演習 1
11. 『狂雲集』の刊行とその後(1)
12. 演習 2
13. 演習 4
14. 演習 5
15. まとめ
実施場所 国文学研究資料館
使用言語 日本語
教科書・参考図書 資料は随時に配布する。参考文献は授業中に指示する。