特別展示

江戸の歌仙絵−絵本による王朝美の変容と創意−

『三十六歌仙』を中心に、『百人一首』も含め、歌仙絵の変容と創意の足跡を、『光悦三十六歌仙』以来の江戸時代の絵本を通じて、歌人、狂歌師、俳諧師、武者、役者、妓女、職人などの多彩な歌仙絵描画を対象に、幅広く辿ってみることとしました。  また、歌仙絵をめぐる問題を多角的に考究することによって、王朝美による規範性という、江戸文化の隠れた一面を明らかにします。
ポスター表 

■開催期間 平成22年1月8日(金)〜 平成22年2月5日(金) 土曜開室 日祝休室
■開催時間 午前10時〜午後4時半
■会場 国 文学研究資料館  1階展示室
■入場無料

 主催: 国文学研究資料館 日本古典籍特定コレクションの目録化の研究プロジェクト


□主な展示資料
(光悦)三十六歌仙 フリーア美術館
素庵本『百人一首』 東洋文庫
歌仙大和抄 国文学研究資料館
『休息歌仙
』 柿 衛文庫
武家三十六歌仙 個 人
稀版『錦百人一首あつま織』 個人
『五十之 歌見』 たばこと塩の博物館 
『陸奥紙狂歌合』 千葉市美術館
『(春章)三十六歌仙』 
都立中央図書館
旧蔵『吾妻曲狂歌文庫』 個人蔵
『(北斎)狂歌三十六歌仙』 国立国会図書館
松花堂昭乗筆『』三十六歌仙画帖 
個人蔵
など、計八〇点

デジタル展示『光悦と素庵本の比較対照』 あります
人丸 小野小町

 図録販売しています

講演会 「江戸の歌仙絵」
  1月22日(金)午後3時より
  国文学研究資料館2階大会議室にて
  無料(先着200名)
 1. 「『絵本小倉錦』の成立と源氏絵」 佐藤 悟(実践女子大学教授)
 2. 「『光悦三十六歌仙』について」 鈴木 淳(国文学研究資料館教授)


ギャラリートーク
 毎週土曜日 午後2時より(希望者は展示室に定刻に集合)

▽▽ 解説 ▽▽
○米国スミソニアン協会フリーア美術館の所蔵資料について
 今回展示する米国スミソニアン協会フリーア美術館の所蔵資料については、本邦初公開となります。
○『三十六歌仙』について
 平安時代中期、藤原公任が撰んだ36人の歌人とその詠歌を基本に、姿絵と和歌の書を併せ表現したものです。
○研究プロジェクト「日本古典籍特定コレクションの目録化の研究」について
 本研究は、国内外に存在する日本古典籍コレクションの内、総体として研究価値の高いものを対象に、原本資料の調査及び書誌データの分析に基づいた研究を行うものです。
 この間、田安徳川家やドイツ国プルベラー・コレクション等の特定コレクションを調査し、平成17年度に『田藩文庫目録と研究』を公刊しました。
 また、絵本研究としての性格を前面に出し、他機関や当館所蔵絵本の調査を進め、そのデータ分析に基づきながら、研究会等における討議を重ね、日本近世絵本の特質であるイメージとテキストの問題により踏み込んだ研究を行っています。