今月の一冊
2009年2月

雨月物語
〈うげつものがたり〉




(回線の種類によっては、ダウンロードに時間が掛かることがあります。)
【 解題 】
[当館請求記号 99-125]
『雨月物語』は、初期読本〈よみほん〉の名作。
剪枝畸人(上田秋成)作。桂眉仙画。
半紙本。合2冊。

安永5年(1776)4月、京・梅村判兵衛、大坂・野村長兵衛連名の刊記を有する。

表紙は錆青磁色布目文様で題簽は剥落(外題朱書)、巻之一〜三、四・五の2冊に合冊され、「書林/菊源/中津」の貸本屋印を捺す。
元表紙が完備しないので断言はできないが、『上田秋成全集』第七巻「解題」に、同一刊記を有し、見返し・巻末広告のあるものに比べて「やや早印か」とする版であろう。
虫損が目立つが、初版早印本の俤は十分にうかがうことができる。

本書は、平成19年度、当館貴重書に指定された。



>>今月の一冊のインデックスページへ >>国文学研究資料館のトップへ