今月の一冊
2007年6月

伊勢物語
〈いせものがたり〉




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【 解題 】
[当館請求記号 93−8]
江戸前期写
列帖装 1帖
22.9×15.3センチ
緞子表紙
印記「懋哉館図書印」「御書物方」
桃園文庫(池田亀鑑)旧蔵、長谷章久旧蔵

墨流し料紙や打曇り料紙、雲母刷りの色紙や金銀箔散らし料紙などが使われた美麗な『伊勢物語』写本である。
桐箱の蓋表には、金文字で「照高院殿御筆 伊勢物語」とある(ただし本来の箱かどうかは不明)。「照高院殿」は、道晃入道親王(1612-1679)。後陽成天皇の第13皇子。

本書は、近年 当館所蔵となった、長谷章久〈はせあきひさ〉氏旧蔵書125点のうちの一点である。旧蔵書の中には、他に、桃園文庫(池田亀鑑)旧蔵『落窪物語』、山科言国筆『後撰和歌集』、小沢芦庵筆『京極御息所歌合』、与謝野晶子旧蔵『住吉物語』『宇津保物語年立』などがあり、物語や歌書を中心とする貴重なコレクションとなっている。

長谷章久旧蔵書の詳細については、「長谷章久旧蔵書目録」(国文学研究資料館調査収集事業部『調査研究報告』27号・2007年)を参照されたい。



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