今月の一冊
2006/06

吉野一覧記
〈よしのいちらんき〉


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【 解題 】
[当館請求記号 99・63]
江戸前期写
巻子本1軸
24・6×22・9センチ
千歳緑色地に牡丹唐草文様表紙。外題・内題ともに欠くが、箱書に「飛鳥井雅章卿吉野一覧記 一巻」とある。
見返しは、金箔地に銀砂子散らし。布目地に唐草繋ぎ文様の下絵を刷り出した鳥の子料紙を使用。
奥書に「右応或人之所望書以与之者也/明暦第三暮春中旬(花押)」とある。
古筆了意と了保の極め札を付す。

飛鳥井雅章〈あすかいまさあき〉の歌文紀行である。
承応3年(1654)3月の吉野花見行の際に草したもので、のち、人に乞われて幾度か書写に及んだため、自筆本も数本知られる。
また、伝本によって「吉野記」「芳野記」「芳野一見記行」「雅章芳野之記」などの書名がある。
島原泰雄「飛鳥井雅章自筆「吉野雲」」(『国文学研究資料館紀要』第7号・昭和56年3月)を参照のこと。



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