今月の一冊
2004/7

二十三年未来記
〈にじゅうさんねんみらいき〉

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【 解題 】
[請求番号 ヒ4-864]
明治19年(1886)刊 1冊

末広鉄腸〈すえひろてっちょう〉の政治小説処女作。
明治19年6月、博文堂刊。
前年の11月に「夢ニナレ/\」の題で鉄腸が主筆だった朝野新聞〈ちょうやしんぶん〉に連載されたものに手を入れて出された。
舞台を明治23年の国会開設直後の東京に置き、政党が乱立して国会が満足に機能しない様子を二人の書生あがりの視点から描いた上篇と、その趣旨を論説として反覆した下篇とから成る。
造本はいわゆるボール表紙本で、無版権だったため仮製本を含む多数の翻刻本があいついで出され、その数「二十余版」「三十万部」に達したという(『現今名家記者列伝』)。


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