今月の一冊
2004/2

古活字版 寛永行幸記
〈かんえいぎょうこうき〉

本書は、現在、通常展示《和書のさまざま》にて展示中です。
(3月24日〈水〉まで)

(回線の種類によっては、ダウンロードに時間が掛かることがあります。)

【 解題 】
[請求番号 ヨ2・57]
寛永頃刊 二軸

寛永3年9月6日の 後水尾〈ごみずのお〉天皇の 二条城への行幸の行列を絵巻として記録し、併せて 城内での催しを記録したもの。
伝烏丸光広〈からるまるみつひろ〉撰。
本文は勿論活字であるが、行列図の人物たちも単独或いは複数人物が絵駒として彫られ、繰り返し使用されたところに本書の特色がある。
掲出本は 川瀬一馬氏『古活字版之研究』にいう第二種ロ本に相当するが、本来三巻ものの中巻を欠き、行列図二軸のみ存す。
尚、当館には覆古活字版の手彩色整版本三巻三軸も所蔵される(ヨ2・32)。これらは金地院崇伝〈こんちいんすうでん〉撰の真名本同名書二冊とは全くの別書である。
国立国会図書館発行「参考書誌研究」55号に間島由美子氏の詳細な諸本研究がある。


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