今月の一冊
2003/7

山本家旧蔵 古筆古版資料
〈こひつこはんしりょう〉

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【 解題 】
全27葉[請求番号 99・80]
実業家山本金蔵氏(昭和2年没、長谷川如是閑〈にょぜかん〉の父)の旧蔵で、親族の山本幸子氏より寄贈された古筆切〈こひつぎれ〉26葉と古版経切〈こはんきょうぎれ〉1葉とである(ほか極札〈きわめふだ〉のみ1枚あり)。 一部を除いて もと貼交屏風〈はりまぜびょうぶ〉とみられるが、寄贈時には1葉ずつに分けられており、現在はそれぞれ専用の台紙に貼付されている。
内訳は、和歌関係(短冊・色紙類を含む)13葉、仏教関係5葉(古版経切1葉を含む)、漢詩漢文4葉、連歌関係2葉、物語・次第書・辞書が各1葉。うち15葉に古筆家ほかの極札あり。
おそらくは鎌倉時代写と認められるものとして、伝藤原清輔筆の古今集断簡[画像左](18・0×11・4センチ)や、伝藤原定家筆の次第書断簡[画像中央](13・8×7・7センチ)、また伝寂蓮筆の仮名本往生講式断簡[画像右](27・8×12・6センチ。出典は小林強氏の示教により判明。ツレの存在を聞かない稀覯の1葉)などが挙げられる。


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