催し物

新発見!『三酔人経綸問答』の草稿

 明治を代表する言論人・思想家である中江兆民(1847-1901)の『三酔人経綸問答』(明治20[1887]5月刊)の草稿が発見されました。
本草稿は当館で特別公開しました!


 文部科学省の大規模学術フロンティア事業である「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」に取り組んでいる国文学研究資料館が、日本の古典籍資料の収集を進める中で東京の古書店より購入し、中江兆民の自筆部分を含むものであると確認したもので、これまで学界に知られてこなかった新出資料です。

 中江兆民の主著である『三酔人経綸問答』は、南海先生のもとを訪れた洋学紳士と豪傑君との間でくりひろげられる、遅れて世界史の舞台に登場した極東の小国=日本のあり方をめぐる議論を展開したものです。
 今回発見されたのは、一旦浄書された草稿に更に中江兆民が手を入れたもので、現行本文の末尾の約580字を欠きますが、ほぼ完備した最終稿に近い草稿です。また、本文は無罫の半紙に細筆で墨書され、それを袋綴じにして二冊に分けたものです。
 この草稿は、中江兆民による推敲の過程をつぶさにうかがうことができる、明治日本の思想と文化を研究する上で極めて貴重な資料です。






 ●公開スケジュール
  @国文学研究資料館 特別公開 
   公開期間:平成28年 9月15日(木)10時〜16時30分(入場は16時まで)
                  9月16日(金)10時〜15時
   場所:国文学研究資料館展示室

  A講演会 中江兆民と『三酔人経綸問答』自筆草稿の意義
   日時:平成28年10月 8日(土)14時〜16時
   場所:高知市立自由民権記念館(高知県高知市桟橋通4丁目14−3)
   報告者:谷川惠一(国文学研究資料館教授)
   主催:高知市立自由民権記念館、国文学研究資料館
     
  B企画展 中江兆民と『三酔人経綸問答』−1世紀の時をへて出現した中江兆民自筆草稿−
   日程:平成28年10月8日(土)〜12月25日(日)
   開催時間:9時30分〜17時(入場は16時30分まで)
   休館日:月曜日(ただし祝日または振替休日となる場合は開館し、翌日閉館します。)
        祝日の翌日(土・日・祝と重なる場合は開館します。)
   観覧料:320円
   場所:高知市立自由民権記念館 2階特別展示室
   主催:高知市立自由民権記念館、国文学研究資料館

   ※今後、全文画像を国文学研究資料館の近代書誌・近代画像データベースから公開する予定です。



問い合わせ先:国文学研究資料館企画広報係
TEL.050-5533-2910 FAX.042-526-8604
E-mail:

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