歴史的典籍に関する大型プロジェクト

「日本語の歴史的典籍」について

日本語の歴史的典籍とは?

「日本語の歴史的典籍」とは、近代以前(江戸時代末まで)に、日本人によって書かれた書物のことです。

近代以前(江戸時代末まで)に作られた書物のことを「古典籍(こてんせき)」といいます。専門用語では「国書」という言い方もあります。古典籍には、日本人によって書かれた書物のほかに、漢籍(かんせき:中国人の著作のこと)も含まれます。
古典籍については、その所在情報をまとめた『国書総目録』が岩波書店から刊行されており、『国書総目録』を継承した「古典籍総合目録」を国文学研究資料館が作成しました。「古典籍総合目録」はデータベース化し、すでに国文学研究資料館のウェブサイトから公開しています。(本館ウェブサイト「電子資料館」の「日本古典籍総合目録データベース」をご覧ください。)
本計画では、古典籍のうち、「日本人によって書かれた書物」を対象としており、漢籍や仏典は対象としません(ただし、漢籍や仏典を日本人が書写・翻訳した場合は対象とします)。そのため、「古典籍」と区別し、わかりやすくするために「日本語の歴史的典籍」という呼び名を用いることとしました。

日本語の歴史的典籍にはどのようなものがあるのか?

「日本語の歴史的典籍」の区分には、「形」による区分や、「内容」による区分などがあります。

現代の本と同様、古典籍にも「形」や「内容」による区分があります。

◆ 形による区分
現代において流通している本のほとんどは印刷された本ですが、印刷技術が発達していなかった頃には、本は手で書かれていました。著者が自ら書いた本はもちろんのこと、著者以外の人によって書写(転写)された本もあり、「写本(しゃほん)」と呼ばれています。また、手で書いた写本に対し、印刷した本を「版本(はんぽん)」(又は「刊本(かんぽん)」)と言います。これらは、現代ではあまり使われなくなった、古典籍特有の区分です。
形による区分には、他にも「装訂(そうてい)」(製本の仕方)による区分、「書型(しょけい)」(本の大きさ)による区分などがあります。これらは現代の本の区分でも用いられています。

◆ 内容による区分
内容をどのように区分するかは、さまざまな考え方がありますが、『国書総目録』の分類では、次のようになっています。

国書総目録の分類項目
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