所蔵資料紹介

曽我物語(そがものがたり)

【解題】
[当館請求記号 99-47]
寛永頃(1624〜1643)刊 袋綴 12冊 27.0×20.0cm

室町時代初期に成立した軍記物語。曽我十郎祐成と五郎時宗兄弟が、労苦の末に父の仇工藤祐経を討つこの物語は、謡曲・幸若舞・浄瑠璃・歌舞伎などの恰好の題材となり、「曽我物」と総称される多くの作品が生まれた。掲出本は、江戸時代初期に出版された古活字版の一本。版木を組み合わせた挿絵201図を持つ点が大変珍しく貴重である。掲出「兄弟出立の事」の富士山の右側の稜線が逆さになっているのは、組み合わせるべき版木を逆さにしてしまったために起こった現象。組み合わせ版木であることがよく判る。

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