所蔵資料紹介

伊勢物語[伝近衛信尋筆大型本](いせものがたり・でんこのえのぶひろひつおおがたぼん)

【解題】
鉄心斎文庫所蔵
江戸時代写
列帖装1帖。
縦33.6糎、横23.5糎の極大本。紺紙金泥下絵表紙。中央に題簽を貼り「伊勢物語」と外題が記されていると見られるが、剥落のため判読しがたい。見返しは金箔空押。料紙は色変わり胡粉引き料紙に雲母で大型花蝶文様の型押し。墨付き68丁、遊紙3丁。奥書はない。

書体は三藐院流で、塗箱蓋の貼紙には信尋筆とある。伊勢物語の伝本には珍しい大型本である。筆者に擬せられている近衛信尋は、後陽成天皇の皇子、後水尾天皇の弟。近衛信尹の養子となって近衛家を継ぎ、関白氏長者に至った。後水尾天皇時代を代表する文化人の一人。

※上記の図版・解題は『鉄心斎文庫所蔵 伊勢物語図録・第1集』(平成12年改訂再版、鉄心斎文庫伊勢物語文華館発行)P.40〜41より転載したものです。御許可下さった鉄心斎文庫に御礼申し上げます。

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