所蔵資料紹介

三十六歌仙絵巻(さんじゅうろっかせんえまき)

【解題】
[請求番号 ヨ3・9]

江戸前期写 1軸三十六歌仙歌人の位署・略伝並びに代表歌一首を記し、その左に各歌人の姿絵を描いたもの。縦27・6センチ、23紙継(改装時に加えた末尾一紙含む)、全長約975センチ。料紙裏に金銀切箔を散らす。牡丹等唐草模様の緞子〈どんす〉表紙、外題は題簽剥落、金布目地の見返しで、改装。内題・奥書等はない。万里小路藤房〈までのこうじふじふさ〉を伝承筆者とする藤房本系歌仙絵である。有名な佐竹本『三十六歌仙絵巻』に対して、これは、藤原元真〈ふじわらのもとざね〉と在原行平〈ありわらのゆきひら〉を入れ替える点で顕著に異なるほか、所載歌も13首異なる。藤房本の原本は、断簡9点が伝存するのみであり、その模本についても、完本は、ニューヨーク市パブリックライブラリーと神宮文庫の2本のみが知られていたが、それにこの貴重な1伝本を加えることができることとなった。

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