第七期40冊

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241 哲学字彙
井上哲次郎等
四六判 146p 本体2,000円+税
現代漢字文化圏の語彙に大きな影響を与えた近代日本の学術用語。その確立に最も貢献した『哲学字彙』の出発。
242 改訂増補 哲学字彙
井上哲次郎 有賀長雄 増補
四六判 304p 本体3,500円+税
『哲学字彙』各版の中でも、学術用語の確立に決定的な貢献をした改訂増補版。近代日本の学問は、本書によって思考のツールを手に入れた。
243 英独仏和 哲学字彙
井上哲次郎 元良勇次郎 中島力造
A5判 230p 本体3,700円+税
明治末年に刊行された『哲学字彙』四カ国語対応の最終版。近代日本の学術用語が、グローバルな学問体系に接続される。
244 一人娘
広津柳浪
A5判 228p 本体3,800円+税

柳瀬家の一人娘・お糸は深窓の令嬢。大切に育ててくれた祖母が亡くなり、天涯孤独の身の上になった彼女を、悪者たちが狙う。彼女の運命やいかに?

245 自暴自棄 前編
広津柳浪
A5判 292p 本体5,100円+税
人気画家、川村清雄をモデルに『絵師の恋』の続きとされる本作。愛・芸術・生活、何を犠牲にし、どこまで耐えられるか? 川村清雄本人の装画になる折込カラー口絵付き。
246 自暴自棄 後編
広津柳浪
A5判 312p 本体5,200円+税
人気画家、川村清雄をモデルに『絵師の恋』の続きとされる本作。愛・芸術・生活、何を犠牲にし、どこまで耐えられるか? 川村清雄本人の装画になる折込カラー口絵付き。
247 聖人か盗賊か 上篇
リットン著 原抱一庵訳
A5判 278p 本体4,600円+税
序文か本文かと評されるほど、たくさんの序文に飾られたリットン『ユージン・アラム』の翻訳。犯罪者を主人公にした探偵小説の祖、はたして罪とは。
248 聖人か盗賊か 下篇
リットン著 原抱一庵訳
A5判 264p 本体4,200円+税
序文か本文かと評されるほど、たくさんの序文に飾られたリットン『ユージン・アラム』の翻訳。犯罪者を主人公にした探偵小説の祖、はたして罪とは。
249 海島冒険奇譚 海底軍艦
押川春浪
四六判 422p 本体4,900円+税
冒険小説界のヒーロー押川春浪の処女作にして出世作。新兵器“海底軍艦”の活躍に、多くの少年が心躍らせ、長く読まれた。
250 英雄小説 新日本島
押川春浪
四六判 408p 本体5,000円+税
『海底軍艦』以来の春浪冒険小説を束ねた集大成的作品。各作品で活躍した「武侠」が、怪塔に幽閉された「英雄」西郷隆盛を救うために奔走する。
251 民権膝栗毛
本田清三郎
四六判 48p 本体1,100円+税
神田生まれの弥次喜多が、同じ神田に住む嘘田文明、久良増太を尋ねて、皮相文明の駄目なことや、自由民権の真偽を論じ合うという政治小説風の戯作。
252 各国才子寄合演説
矢野龍渓等
四六判 254p 本体3,000円+税
郵便報知新聞に連載された翻訳小説集。訳者は矢野龍溪・森田思軒ら。アリババと40人の盗賊や泉鏡花が愛読したことで知られるアプレイウスの「金驢譚」などを収める。
253 黒百合
泉鏡花
A5判 264p 本体4,400円+税
明治30年代半ば、泉鏡花が読売新聞に連載した長篇小説。北陸に地縁のあった鏡花が富山を舞台に、幻の黒百合を求める少女の物語を展開している。
254 小説叢書 貝よせ 一籠
宇田川文海
四六判 174p 本体2,300円+税
関西文壇の雄、宇田川文海の作品集。大阪の新聞に連載されたものを中心に、単行本として刊行されなかった作品を分載して逐次刊行していったもの。
255 小説叢書 貝よせ 二籠
宇田川文海
四六判 162p 本体2,200円+税
関西文壇の雄、宇田川文海の出世作。新聞連載中から刊行され、中村座で芝居にもなった。本書は連載後の芝居化を機に刊行された翻刻本。
256 小説叢書 貝よせ 三籠
宇田川文海
四六判 158p 本体2,200円+税
関西文壇の雄、宇田川文海の作品集。大阪の新聞に連載されたものを中心に、単行本として刊行されなかった作品を分載して逐次刊行していったもの。
257 小説叢書 貝よせ 四籠
宇田川文海
四六判 168p 本体2,400円+税
関西文壇の雄、宇田川文海の作品集。大阪の新聞に連載されたものを中心に、単行本として刊行されなかった作品を分載して逐次刊行していったもの。
258 小説叢書 貝よせ 五籠
宇田川文海
四六判 162p 本体2,200円+税
関西文壇の雄、宇田川文海の作品集。大阪の新聞に連載されたものを中心に、単行本として刊行されなかった作品を分載して逐次刊行していったもの。
259 誓の巻
泉鏡花
四六判 258p 本体3,100円+税
日高有隣堂版の紙型を、譲り受けた出版業者により発行された『誓の巻』の再刊本。こうした版元の移動は、大正期における鏡花享受の一面を今日に伝える。
260 女子参政 蜃中楼
広津柳浪
四六判 228p 本体2,800円+税
広津柳浪の処女作。女子参政権は蜃気楼に過ぎないのか? 明治20年に問うた。当時、柳浪自身も手にしえなかった稀覯の単行本を、ここにリプリントする。
261 片ゑくぼ
尾崎紅葉
A5判 196p 本体3,600円+税
作者自身が関門海峡で遭難した体験をもとに描く、青年と謎の女との道中記。泉鏡花らとともに尾崎紅葉門下・四天王の一人と称された小栗風葉の第一出版書(紅葉との合作)
262 新色懺悔
尾崎紅葉
四六判 124p 本体1,800円+税
遺産目当てに老人と結婚させられた娘。夫が死んだら、持参金をどっさり持って恋人のもとに嫁ぐはずだったのに、夫はなかなか死なない……。表題作他三作を収録。
263 多情多恨
尾崎紅葉
A5判 572p 本体7,900円+税
亡妻を想うゆえの奇行が、親友の妻との姦通未遂に発展か!? 『金色夜叉』執筆直前の紅葉が、青年学者の心理変化を丁寧かつユーモラスに描き抜いた傑作長編。
264 南無阿弥陀仏
尾崎紅葉
四六判 88p 本体1,500円+税
敷設されたばかりの東海道線 ― 輸送・通信の近代化が、まだ見ぬ相手への一途な想いを運ぶ。『金色夜叉』の紅葉が、書生兼小説家だった頃の一作。
265 七十二文命の安売
尾崎紅葉
A5判 32p 本体1,300円+税
律儀な武士が蕎麦を六杯食べた後、財布を忘れたことに気づく。そこで彼のとった行動とは……。時代がかった言動がおかしみを生む、紅葉の読み切り短編小説。
266 笛吹川
尾崎紅葉
A5判 222p 本体3,900円+税
川の畔の小さな村で、新任のドクトルと、土地の藪医者貝塚一家との争いがはじまる。尾崎紅葉と田山花袋の合作翻案小説。
267 換菓篇
泉鏡花等
変型判 352p 本体3,900円+税
尾崎紅葉の弟子たちによる作品集。病中の師を慰めるために編まれた。紅葉はこの贈り物を喜び、出版へ向けて尽力する。師弟愛が生んだ美本。
268 花の杖 紅子戯語
江見水蔭・尾崎紅葉
四六判 170p 本体2,300円+税
駸々堂「新著叢書」第三号。立身の志を持つ青年と二人の女性による悲劇『花の杖』と、硯友社の面々の会話を虚実取り混ぜて筆記した『紅子戯語』との合冊。
269 欧洲奇事 花柳春話 初編・二編・三編
リットン著 丹羽純一郎訳
四六判 452p 本体4,900円+税
イギリスの政治家リットン卿の『アーネスト・マルトラヴァーズ』『アリス』を丹羽純一郎がまとめあげ、翻訳したもの。西洋社会の雰囲気を伝える才子佳人小説として大流行した。
270 欧洲奇事 花柳春話 四編・附録
リットン著 丹羽純一郎訳
四六判 260p 本体3,100円+税
丹羽純一郎がまとめたリットン卿の『アーネスト・マルトラヴァーズ』『アリス』のうち、四編は続編『アリス』を抄訳したもの。附録はマルトラヴァーズとアリス再会の後日譚。
271 或女 前編
有島武郎
A5判 298p 本体4,500円+税
自らをたえず危機的状況に投げ込んでゆく「或る女」葉子と、葉子を倦まず弛まず追いつめてゆく言葉との闘争。『有島武郎著作集』の代表作。
272 或女 後編
有島武郎
A5判 410p 本体5,900円+税
あからさまに国木田独歩をモデルにした男が再度作中に登場し、小説空間はさらに奇妙な相貌を見せる。『有島武郎著作集』の代表作。
273 重右衛門の最後
田山花袋
A5判 138p 本体2,800円+税
遺伝形質・生理と社会環境の因果律の影響下におかれた「自然児」の運命を描く、前期自然主義文学の代表作。新声社の月刊新作叢誌『アカツキ』の第五編として刊行された。
274 壺中我観
田岡嶺雲
A5判 228p 本体3,600円+税
発売禁止処分となった『壺中観』の改訂版。後年、本書も大逆事件と呼応しつつ発売禁止処分となる。日露戦後の田岡嶺雲に対する当局の敏感な反応が窺える。
275 霹靂鞭
田岡嶺雲
四六判 346p 本体3,900円+税
田岡嶺雲が雑誌『天鼓』に掲載した社会時評・文学時評を採録した評論集。とりわけ初発期の夏目漱石を論じた「作家ならざる二小説家」が知られている。
276 嶺雲文集
田岡嶺雲
A5判 878p 本体11,800円+税
日清戦後、日露戦後の評論壇を震撼させ続けた田岡嶺雲の遺稿集。第二次世界大戦後、全集が編まれるまで、嶺雲の文業は主に本書を通じて読まれていくこととなった。
277 風流仏
幸田露伴
四六判 148p 本体2,100円+税
木曾山中で出会った、美女と仏師の恋物語。批評家、内田魯庵から「アレほど我を忘れて夢幻に??するような心地のしたのはその後にない。短篇ではあるが、世界の大文学に入るべきものだ」と絶讃された、露伴の出世作。
278 葉末集
幸田露伴
四六判 194p 本体3,200円+税
露伴初期の代表作「対髑髏」を収めた、『風流仏』に続く第二単行本。怪奇幻想小説作家としての露伴の面目躍如たる一冊である。歴史小説「奇男児」、短篇「一刹那」「真美人」を併収。
279 新葉末集
幸田露伴
A5判 234p 本体4,600円+税
京都の名高い釜師の家に生れた西村道也が、放蕩のあげくに経験した色恋の世界とは!? 力強い職人を主人公にした「名匠もの」で知られる露伴が、尾崎紅葉ばりの男女の人情を描いた異色作。
280 痴蝶の刃
花月女史
四六判 144p 本体2,000円+税
明治20年代初頭、女学生が匿名で人情風俗を描き出した小説と喧伝された一冊だが、同時代の批評家からは男性作者の手に成る小説との疑義が続出した。